足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

フィリッポ・リッピ「聖母子と二天使」

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おかげさまで、これで777本目の記事なのです。
よくもまぁ続いたものだと我ながら感心。
これもひとえに、読んでくださる皆さまのおかげです。
真面目だったり緩かったり泣きそうだったり怒り気味だったり
そのときどきで思うがままに書いているので
あーこりゃいかんな、という内容の記事も時にはありますが……
今後もマイペースに続けていきたいと思っております。


フィリッポ・リッピ「聖母子と二天使」
 Madonna and Child with two Angels(1465)
 Filippo Lippi




ということで、今回は素直に好きな作品を。
初期ルネッサンス・フィレンツェ派の画家、
フィリッポ・リッピの「聖母子と二天使」という作品です。
枠の手前に人物を置いたいわゆるだまし絵なんですが、
どちらかというと窓枠に腰かけているようで
とてもプライベートな作品に感じます。
崇高というよりは、家庭的なあたたかさ。
それもそのはずで、聖母子のモデルは
画家の奥さんと息子という説があるんです。


フィリッポ・リッピ。
修道士でありながらトラブルが絶えず、破壊僧とも称された男です。
詐欺まがいのことをして訴えられたこともあり
無類の女好きで数々のスキャンダルに巻き込まれたリッピですが、
50歳のときにある女性と恋に落ちます。
30近くも年の離れたその女性は、ルクレツィアという修道女。
許されぬ恋、けれど2人はあきらめきれず駆け落ちという手段を選びます。
当時、これは死に値するほどの大罪でした。
それでも一緒になりたかったのでしょう。
幸いなことに、リッピはパトロンであるコジモ・デ・メディチの取りなしで
ルクレツィアと結婚することを許されるのです。


「聖母子と二天使」に描かれているのは、
リッピがすべてを捨ててでも愛そうとしたルクレツィア。
両手をあわせて愛児を見守るその表情は慈愛に満ちており
額の向こうの手の届かない存在ではなく、
こちら側の愛しい存在として描かれています。


フィリッポ・リッピはボッティチェリの師として知られ、
ここに描かれた息子フィリッピーノ・リッピもまた
ボッティチェリの教えのもと、画家として育ちます。
「聖母子と二天使」はウフィツィ美術館の所蔵。
いつか実物を見たいと願う作品のひとつです。




今日も明日もがんばろう。
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2 Comments

ちいさなレモン says..."777♪(^0^ )"

こんにちは♪(^o^)


『続ける』って凄いことなんだぁ♪人間、何ができないかって、継続することが難しいものですよね。


(^ー^)のんびりゆったりやってくださいね~


こちらを拝見するのが日課になっております♪


いつもありがとう。

2013.04.18 12:25 | URL | #- [edit]
スエスエ201 says..."Re: 777♪(^0^ )"
> ちいさなレモンさん

こちらこそ、いつもありがとうございます。
次は目指せ1000回ということで…
無理せず続けたいと思います^^
2013.04.19 01:39 | URL | #- [edit]

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