足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

河鍋暁斎「美人観蛙戯図」

0   0


やせ蛙 負けるな一茶 これにあり
            (小林一茶)


河鍋暁斎「美人観蛙戯図」
 Beauty Watching Frogs at Play(after 1871)
 Kanawabe Kyosai




うちわ片手に腰を下ろした女性が、
蛙たちの戯れを見つめています。
組み合って相撲をとる蛙、
蓮の茎を煙管のようにくわえる蛙、
灯籠のしたからこっそり顔をのぞかせる蛙など……
どれも滑稽でにくめない表情。
女性が心を奪われてしまうのも分かる気がします。


この作品は、太田記念美術館で開催中の
「北斎と暁斎 −奇想の漫画」で展示されていました。
河鍋暁斎の「美人観蛙戯図」という絹本着色の掛け軸で、
同館の畳敷きのコーナーに。
よって、靴を脱いであぐらをかいて、心ゆくまで眺めることができました。
こういうのんびりした作品は、のんびり鑑賞するに限りますからね。


展覧会「北斎と暁斎」は、
今まで比較して語られることの少なかった
葛飾北斎と河鍋暁斎という2人の絵師に焦点をあて、
それぞれの漫画的表現、奇想の作品群を紹介するというもの。
本作のような鳥獣戯画から抜け出してきたような小動物や
踊る骸骨、妖怪変化、ひゅーどろどろの幽霊などなど
ユーモラスでパワフルな作品が並んでいます。
個人的には少し物足りないような気もしましたが、
それはきっと浮世絵の良さをしっかり理解していないからでしょう。
5年後に見たらもっと楽しめるのかな、と思いながら、
それでも気になる作品はしっかり眼に焼き付けてきました。
会期は6月26日まで、5月27日〜30日は展示替えでお休みのようです。
後期は……どうしようかなぁ。

葛飾北斎「北斎漫画」十二編
 葛飾北斎「北斎漫画」より。



さて、あっというまにゴールデンウィークも終わってしまいましたね。
ぼくは宇都宮出張以外は特に遠出もせず、
美術館に行ったり姉の結婚式に出たり、実家に帰ったりと。
ちなみに4月27日から5月6日までの間で、
・宇都宮美術館「クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」
・横浜高島屋「美の競演 京都画壇と神坂雪佳」
・そごう美術館「山口晃展」
・国立新美術館「貴婦人と一角獣展」
・サントリー美術館「もののあはれと日本の美」
・世田谷美術館「暮らしと美術と高島屋展」
・根津美術館「国宝 燕子花図屏風」
・太田記念美術館「北斎と暁斎」
・Bunkamura「アントニオ・ロペス展」
・埼玉県立近代美術館「たまもの」

以上を見てまいりました。
どれも魅力的な展覧会だったので、追ってご紹介していきたいと思います。
ほんとはもうひとつ、茂木本家美術館の「川瀬巴水展」を見たかったんですが
これはまたの楽しみに♪





今日も明日もがんばろう。
人気ブログランキングへ  Twitterボタン


関連記事

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://suesue201.blog64.fc2.com/tb.php/794-478b15fa
該当の記事は見つかりませんでした。