鏑木清方「紫陽花咲く頃」
いよいよ関東も梅雨入りとのこと。
梅雨といえば紫陽花、
紫陽花といえば鎌倉、
鎌倉といえば……鏑木清方です。
The Time When Hydrangeas Bloom(1921)
Kaburaki Kiyokata
鏑木清方「紫陽花咲く頃」。
雨にうたれたものか、しっとり濡れたような黒髪と
大きくあいた首まわり、わずかにのぞく赤い襦袢がなまめかしく
いったいどんなシチュエーションなのかと妄想してしまいます。
紫陽花は背景ににじんで消えそうで、
今もまだ雨が降り続いているのかもしれません。
花言葉を調べてみたら……そういう意味が込められてるのかな。
紫陽花は鏑木清方が好んだ花で、
鎌倉の鏑木清方記念美術館では
中庭に紫陽花が植えられているそうです。
鎌倉の紫陽花といえば明月院や長谷寺が有名ですが、
梅雨時にぜひ、合わせて訪れたいものです。
あと、ついでに妙法寺の苔の石段も。
前回鎌倉に行ったときにタイムオーバーで見れなかったので。。
ああ、鎌倉行きたいな。。
おまけ。曲も映像もこれからの季節にぴったりです。
紫陽花と打ち上げ花火、どこか似てますね。
今日も明日もがんばろう。
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