足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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中村大三郎「ピアノ」

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先日の土曜、日本橋高島屋で
「美の競演 京都画壇と神坂雪佳」を見てきました。
同じ展覧会を横浜でも見てるんですが、
そのときと微妙に展示内容が変わっておりまして。
目当ては日本橋でのみ公開のこの作品。
中村大三郎の屏風絵「ピアノ」です。


中村大三郎「ピアノ」
Piano(1926)
Nakamura Daizaburou





屏風の4分の3をグランドピアノが占めており、
けれど重たい印象はまったくなくて
ピアノの旋律が軽やかに響き渡ってきそう。
女性は当時流行したという耳隠しの洋髪で
目の覚めるような赤と白のグラデーションの振り袖で着飾っています。
帯は腰高に結っていますが、これがもっと下だったら
作品の印象もだいぶ異なるような気がします。
ピアノと振り袖という和洋の要素が鮮烈に重なる、
近代屏風絵の傑作ですね。


ちなみにこのピアノ、現在も京都芸術センターに保管されているとのこと。
楽譜にはシューマンの「小さなロマンス」と
「トロイメライ」があらわされており、
音符がひとつひとつ丁寧に描き込まれています。
実際にピアノを弾く人だったら、
もっと多くのことをこの絵から読み取れるんでしょうね。
和服についても、やっぱり着る人にしか分からないことがある。
そんなことを考えていたら、いろいろ思い出しちゃって少し切なくなりました。
この作品、一緒に見たかった。









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