足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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アンディ・ウォーホル「200個のキャンベル・スープ缶」

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1960年代に生まれた、米国の芸術運動ポップ・アート。
大量生産・大量消費社会を主題とし、漫画や写真、雑誌広告などを取り込みつつ
メッセージ性の高い作品が特徴です。
代表的な作家といえば……やはりこの人でしょう。


アンディ・ウォーホル「200個のキャンベル・スープ缶」
200 Campbell’s Soup Cans(1962)
Andy WARHOL




アンディ・ウォーホル。
アメリカン・ポップ・アートの旗手としてマルチに活躍した人物です。
彼の代表作「200個のキャンベル・スープ缶」が、
国立新美術館の「アメリカン・ポップ・アート展」で出品されていました。
横に20個、縦に10段、合計200個の缶詰が整然と並べられ、
スーパーマーケットの一角を連想させます。
赤、白、オレンジのパッケージデザインの繰り返しがひときわ目を引きますが、
よく見ればすべて同じ缶ではなく、
「TOMATO」「MUSHROOM」「BEEF NOODLE」などなど
いくつかの種類を組み合わせて構築されていることに気付きます。
確かに違うものなのに、遠目から見ればすべて同じに見えてしまう。
大量消費という時代性だけでなく、個の埋没とかそんなことを考えさせられました。


国立新美術館の「アメリカン・ポップ・アート展」は10月21日まで。
アメリカのコロラドを本拠地とする世界有数のコレクター、
ジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻が所有する作品群を紹介するもので
ウォーホルのほか、ロバート・ラウシェンバーグや
ジャスパー・ジョーンズ、ロイ・リキテンスタインなど
ポップ・アートを代表する作家の作品が一同に会します。
夫妻のコレクションをまとまった形で公開するのは、世界ではじめてなんですって。
あまり得意な分野ではなく正直よくわからない作品も多かったのですが、
そんな自分でもウォーホルは安心して見ていられるというか(笑)
時代をうつしながらも、どこか浮世離れした人工花のような造型群を見ながら
既にこの時代から半世紀がすぎているのかと、不思議な思いにとらわれました。

リキテンスタイン「鏡の中の少女」
リキテンスタイン「鏡の中の少女」。原色のパワー!



ちなみに新美術館では、
写真家アンドレアス・グルスキーの展覧会を同時開催しています。
マクロとミクロの視点を巧みに組み合わせ、社会問題を内在させた作風は
ウォーホルの「200個のキャンベル・スープ缶」に相通じるものがあります。
どちらもなかなかの盛況ぶりですが、
これから行くならぜひ合わせて見ることをおすすめします。

グルスキー「99セント」
グルスキー「99セント」。ウォーホルの視点をさらに広げたような世界観。




今日も明日もがんばろう。
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-2 Comments

小さいレモン says..."おはようございます。"

横浜に向かって新幹線車中です♪


プーシキン美術館展目指していってきま~す。


明日は鎌倉に足をのばそうかなぁ~思案中です♪

すえすえさんの情報に感謝して♪楽しんできますね。
2013.08.25 08:43 | URL | #- [edit]
スエスエ201 says..."Re: おはようございます。"
> 小さいレモンさん

こんばんは。
おお、いよいよプーシキン展でしたか!
一回行っているにもかかわらず、なぜかうらやましい(笑)
鎌倉もいいですね。鏑木清方記念館がおすすめです。
明日も晴れるといいですね♪
2013.08.26 02:01 | URL | #- [edit]

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