足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

バーネット・ニューマン「アンナの光」

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それはただの赤い壁面なのに、
両脇に白い帯を配しただけなのに、
作品の前に立った時、えも言われぬ幸福感に包まれたのでした。
はじめて見たのは去年の5月、ツツジの咲く季節。
初夏の陽ざしが室内に差し込み、
そのなかで見たバーネット・ニューマンの「アンナの光」は
神々しいほどに輝いて見えました。
この作品の素晴らしさは、あの空間に身を置いた者にしか分からないはずです。
もう見ることがかなわないのが、残念で仕方ありません。


ニューマン「アンナの光」の画像はこちらに。




DIC川村記念美術館のニューマン「アンナの光」ですが、
残念なことに先日売却されてしまったそうです。
あまりに突然の発表で、あわてて調べましたが
もう美術館での公開はされていないとのこと。
企業所有の絵画である以上こうした状況は避けられないのだろうけど……。
やっぱり、あの美しい赤の前に立てないのは、なんとも寂しくて。


川村記念美術館が誇る2つの部屋、ロスコー・ルームとニューマン・ルーム。
ロスコーが内的な沈黙の赤なら、ニューマンはこぼれんばかりの祝祭の赤。
もう一度この2つの部屋を訪れたいと思っていた矢先の出来事でした。
アート好きの方々からも惜しむ声がたくさんあがっておりましたが、
それより何より、美術館の方々の寂しさはひとしおでしょう。
せめて海の向こうで、「アンナの光」が鑑賞者の光となることを祈っています。








話は変わりますが、3年前に書いた
ダ・ヴィンチの「アンギアリの戦い」に関して、
その後の経緯などブログを見た方からご指摘いただき
その旨を追記いたしました。
美術品のいわゆる「発見問題」について
深く考えるきっかけにもなりましたので、
ぜひご一読いただければと思います。詳細は以下より。

ダ・ヴィンチ「アンギアリの戦い」(追記あり)


素人が背伸びしながら書いているブログですので、
これ以外にもたくさん間違いがあるかと思います。
もしお気づきの際は、ご指摘いただけると幸いです。





今日も明日もがんばろう。
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