足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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神坂雪佳「雪中竹(百々世草より)」

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京都市美術館、京都国立近代美術館とまわったら
大鳥居を背に歩いて、平安神宮へ。
お参りを済ませて西に少し歩くと、細見美術館が見えてきます。
少し変わったつくりの、若冲や琳派の作品がいっぱいの美術館。
ちょっと前に横浜と東京の高島屋を巡回した神坂雪佳の作品を展示してました。


神坂雪佳「雪中竹」
Bamboo in the Snow(1909-10)
Kamisaka Sekka





こちらは神坂雪佳「百々世草」より「雪中竹」という作品。
画面を大胆につらぬく緑の竹と白い雪、
そしてひょっこり顔を出す可愛らしいスズメ。
「百々世草」は1909年から翌年にかけて刊行された木版色摺絵本で、
「雪中竹」を含む全60図からなります。
そのどれもが愛らしくてのどかで、つい頬がゆるんでしまうんですねぇ。
スズメといえば竹内栖鳳が得意とした画題ですので、
京都市美術館の栖鳳展のスズメと比べてみたりして。
ちなみに神坂雪佳と竹内栖鳳はほぼ同時期に京都画壇で活動しており、
没年がともに1942年、昨年に没後70年を迎えたことから
先の高島屋の「京都画壇と神坂雪佳」という展覧会が企画されたそうです。

神坂雪佳「狗児(百代世草)」 神坂雪佳「春の田面(百代世草)」
「百代世草」より、「狗児」と「春の田面」。



細見美術館での展示は神坂雪佳とあわせて江戸琳派が紹介されていて、
酒井抱一を筆頭に鈴木其一、酒井鶯浦、酒井道一など
雪佳と琳派の橋渡しともいうべき画家たちの作品が展示されていました。
時代を超えて継承されてきた琳派の様式を雪佳がよみがえらせ、
それをまた時代を超えてぼくたちが目にしているというのは何だか不思議なもので、
やっぱり琳派っておもしろいなぁ! とうなずいてしまうわけです。
琳派の伝統画題である「燕子花図屏風」の雪佳版なんかもありましたよ。


さて、前回も書いたように京都は雨模様だったんですが、
細見美術館を出たころから降ったりやんだり微妙な感じになり
傘をささないでも歩けるくらいの天候でした。
紅葉には早かったけど、冷たいにおいをかぎながら
あるかないかの秋雨を感じて歩くのはなかなか気持ちよくて。
翌日からは晴れ間が見えているのに雨が降る、
いわゆる狐の嫁入りにあちこちで遭遇して
なんとも不思議な思いにとらわれながらの観光となりました。




おまけ。雨が降ると、ハンバートハンバートの「おかえりなさい」という曲を思います。





今日も明日もがんばろう。
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