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足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

カルロ・ドルチ「受胎告知」

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古今東西、聖書の「受胎告知」をテーマにした作品は多いけど
カルロ・ドルチのこの対作品は
とても甘やかで、優しくて、敬虔で
なんだか慎み深い気持ちにさせられます。


カルロ・ドルチ「受胎告知 天使」 カルロ・ドルチ「受胎告知 聖母」




左は「受胎告知 天使」、右は「受胎告知 聖母」。
みごもったよ! おめでとう! ぱんぱかぱーん!
みたいな一方的な感じじゃなくて、
後に起こるあらゆる災難をこの天使(ガブリエル)は知っていて
その痛みを分かち合おうとしているかのようで。
国立西洋美術館にカルロ・ドルチの「悲しみの聖母」という作品があり、
その印象が強いからかなぁ。。

カルロ・ドルチ「悲しみの聖母」



カルロ・ドルチは17世紀にフィレンツェで活躍した宗教画家。
ルーブル美術館では、「受胎告知」2作品が向かい合って展示されているそうです。
数年前の「ルーブル美術館展」で来日してるんですが、
これは見に行かなかったんだよなぁ。もったいないことをしました。





今日も明日もがんばろう。
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2 Comments

金魚すくい says...""
こんにちは。
5歳と8歳の母をしております。

赤ちゃんがお腹に宿った時って、
嬉しさや感激とは反対に
ものすごい違和感があるんです。

最たるものが悪阻。

悪阻がある=赤ちゃんが無事に育っている、なんですが、、、

1体である喜びをかみしめるというよりは
とにかく異物感が半端ない。


つい、眉間にしわがよってしまうわけでして。

わーい!嬉しー!!
パンパカパーン☆とはいかない表情は
そういった意味でも納得です。

個人差がかなりありますが
悪阻はお腹が大きく目立つ頃には
大体おさまっていて、

妊婦さんらしくなり
電車内で席を譲られる頃には
立っている方が楽だったりします。

悪阻が辛い時期は妊娠初期のため
本当に席を譲って欲しい時期は
ただの具合悪い人くらいにしか見えません(>_<)

妊婦マークのキーホルダーも
これ見よがしに見せる訳にいかず。

はぁ、とため息をつくわけです。

でも、お腹の子のためなら、と
手でお腹をさすり労る。

受胎告知の瞬間からすでに、
母としての一歩が始まっている、
そんな表情にみてとれました。
そんな表情なのかもしれませんね。
2013.12.12 06:47 | URL | #- [edit]
スエスエ201 says..."Re: 母"
> 金魚すくい さん

こんばんは。コメントありがとうございます。
母は強く、偉大ですね。
お腹のなかにいるときも出てきたあとも、
迷惑ばかりかける子どもをしっかり包み込んでくれるのですから。
男性の自分には心の機微を想像してもおよばず、
反省と感謝を母に捧げるしかないわけです(笑)

2013.12.13 04:45 | URL | #- [edit]

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