足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

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片岡球子「赤富士に春来る」

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昨年、めでたく世界文化遺産への登録が決まった富士山。
これを記念して、日本の心ともいえる霊峰にちなんだ
「心の美『富士山』を描く名画展」という展覧会が日本橋三越で開かれています。
横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂などの日本画家や
五姓田義松、和田英作などの洋画家、そして小林清親、川瀬巴水ら版画家による
富士山を題材とした作品が一堂に会する展覧会です。


片岡球子「赤富士に春来る」
We come to red Fuji in spring(1993)
Kataoka Tamako




こちらは片岡球子「赤富士に春来る」。
富士山の連作で知られる日本画家による、吉祥の一枚です。
今回の展覧会は富士山がテーマということで
なんともインパクトのある作品がどっすんどっすん並んでおり、
いきなり大観のどぎついキンキラ富士から始まることもあって
途中で胸焼けしてしまいそうな心持ちだったのですが、
そんななかで彼女の作品は実にすがすがしく晴れ晴れしく、
大胆な色彩と造型でありながらすっと心に入ってくるものがありました。
富士の威容に負けることなく、かといってことさら技巧に走るわけでもなく
画家のオリジナリティがしっかりあらわれている。
そういった意味では、川端龍子の「怒る富士」もまた
雷鳴と噴煙をまとったものものしい雰囲気で他の作品とは一線を画しており
非常に愉快に鑑賞することができました。

川端龍子「怒る富士」
川端龍子「怒る富士」。この人の作品はほんとに面白い。



横山大観は「富士山は己の心を映す鏡である」といった言葉を残しているわけですが
それであるなら、絵画としてあらわされる富士は雄大で穏やかなものではなく
物騒なくらいに激しいものであってほしいと、勝手ながら思ってしまうのです。
だって風景の向こうに富士山が見えたら、いくつになっても興奮してしまいますもの。





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