足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ジョン・ブレット「ローゼンラウイ氷河」

0   0


森アーツセンターギャラリーの「ラファエル前派展」、
見どころがたくさんあって困ってしまうくらいだったんですが
作品の善し悪しは別として、特に興味深かったのは「風景」のコーナーでした。
そうか、ラファエル前派も風景画を描いていたんだなぁと。
なかでもこの作品の存在感は際立っていました。


ジョン・ブレット「ローゼンラウイ氷河」
Glacier of Rosenlaui(1856)
John Brett




ジョン・ブレット「ローゼンラウイ氷河」。
氷河の描き方はあまりいいと感じなかったのですが、
この岩石の表現といったら……!!
偏執的・変態的といってもいいくらいの細密描写です。
岩石といえば批評家のジョン・ラスキンも水彩で描いていますが
それに負けず劣らずの出来映えななんですよねぇ。
そもそもジョン・ブレットはラスキンの「近代画家論」に影響を受けており、
その第4巻「山岳の美」に触発されてアルプスへ旅に出るほどだったのだとか。
「自然をありのままに再現すべき」とはラスキンの考えに忠実に、
科学と地質学の知識をもってこの作品を描いたということなんでしょうか。

アルプスの断片
ジョン・ラスキン「アルプスの断片」。



ラファエル前派とその周辺の画家が、自然というものをどう描いたか。
ミレイの「オフィーリア」も特徴的ですが、
その姿勢はきわめてストイックで写実を突き詰めています。
彼らの透徹な眼差しが生んだ芸術の数々。
そこに注目して展覧会を見てまわると面白いかもしれませんよ。




■森アーツセンターギャラリー「ラファエル前派展」の公式サイトはこちら




今日も明日もがんばろう。
人気ブログランキングへ  Twitterボタン


関連記事

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://suesue201.blog64.fc2.com/tb.php/959-8550ed91
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。