足立区綾瀬美術館 annex

東京近郊の美術館・展覧会を紹介してます。 絵画作品にときどき文学や音楽、映画などもからめて。

小野竹喬「沖の灯」

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夕暮れ方の海。
水平線できらきらと瞬くのは漁り火でしょうか。
空は厚く雲におおわれているけれど、
落日はその上辺を赤く染めて
海面にも炎のいろを落しています。
小野竹喬「沖の灯」。
切ない気持ちになるのはどうしてだろう。


小野竹喬「沖の灯」
Light in the Open Sea(1977)
Ono Chikkyo





今日は神保町の古本祭りに行ってまいりました。
あの界隈では恒例の、本好きにはたまらないイベントであります。
2時間くらい物色してまず購入したのが
2010年に東京国立近代美術館で開催された小野竹喬展の図録でした。
まだこの時期は、小野竹喬の名前も知らなかったくらいで展覧会のことも知らず。
今になって、見に行っておけばよかった……と悔やんでいる次第なのです。
「沖の灯」もそうですが、何といっても色彩がすばらしい。
切り絵のような素朴さのなかに叙情がにじんでいて、
たとえば幼少のころに見た風景を思い出して胸がぎゅっとなったり。
記憶のなかにしまいこんできた様々な景観が、
鮮やかな色彩をともなって蘇ってくるようで。
小野竹喬の素朴な絵は、なぜだか琴線に触れるのですね。


古本祭りではこのほかに、ヘルマン・ヘッセの画文集と
高橋新吉の詩集を購入しました。
ほかにも気になる本はたくさんあったんですが、
まぁきりがないですからね。また次の楽しみに。




今日も明日もがんばろう。
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