ポッライウォーロ「貴婦人の肖像」
まさに横顔美人。
初期ルネサンスの画家、ピエロ・デル・ポッライウォーロの
「貴婦人の肖像」という作品です。
Portrait of a Girl(c.1470)
Piero del Pollaiolo
控えめな佇まいながらも高貴な印象をあたえるのは、
彼女の澄んだまなざしゆえでしょうか。
真珠のジュエリーも決して仰々しくはなく、
首元で光るルビーは加工前の原石。
結婚記念に描かれたそうなので、
汚れのなさや貞淑さをあらわしているのかな。
ピエロ・ポッライウォーロ「貴婦人の肖像」は、
Bunkamuraの「ポルディ・ペッツォーリ美術館展」で見ることができます。
ミラノの貴族によるコレクションのなかから、選りすぐりの名品が来日しており
有名どころではラファエロやボッティチェリの作品も。
全体的にはやや落ち着いた、大人の展覧会といった印象。
松濤美術館の猫とあわせて、ぜひ見に行ってみましょう。
今日も明日もがんばろう。
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